女性のほうが筋力が弱いために、便を押し出す腹筋の力が不足することで便秘になりやすくなります。
便秘の解消には運動が有効だと言われています。
腸の活性化を図るための運動は効果がありますが、筋トレとかで筋力を強くすることは難しいと言えます。
ですから簡単に実行で きる食事によって便秘を解消することが現実的な方法といえます。
便秘には慢性的なものと急性的なものがあります。
急性のものは一時的なことが多いために食事対 策を行わなくても解消することが可能です。
慢性的な便秘は筋力が弱まることや緊張によって働きが鈍ることで引き起こされます。
慢性的な状態では消化の良 い食事をすると大腸壁への刺激が不足してさらに排便が困難な状況に陥ってしまいます。
食物繊維をとろう
大腸壁への刺激を高めるには食物繊維を摂取することが必要になります が、一日に20g程度の食物繊維が必要量となります。
食物繊維は体内ではほとんど消化されない食物ですから、腸内への刺激を高め活性化させる効果があるのです。
食物繊維は水を吸収する力が強いため、水分を多く摂ることで食物繊維が水分を吸収し「便の量を増やす役割」を果たしてくれるのです。
便の量が増えると大腸壁への刺激が増して便意を引き起こしますので、食物繊維を多く摂る食事を心がけることが大切なのです。
食物繊維を多く含んでいる食物には野菜があります し、イモ類や穀類、海藻類などがありますので比較的摂取しやすいものが多くなります。
食事で便秘を解消するには栄養の偏りがないバランスのとれた食事を心 がける必要がありますが、肉類に偏った料理を多く摂ったりタンニンを多く含む食品を摂ると逆効果になりますので、食物繊維を意識しながらもバランスのとれ た食事を心がけることが大切なのです。
