便秘にもさまざまなタイプがありますが、その中でも
「腸の運動が活発になりすぎて腸がけいれん状態」になって
便秘と下痢を繰り返す症状が起こるのが「けいれん性便秘」です。
けいれん性の便秘はストレスが主な原因といわれています。
ストレスによって体調を崩した結果便秘になっ てしまうというもので、特に若い女性を中心に多くみられます。
便を下に送り出す働きをする腸のぜん動運動が過剰に運動してしまうことが原因で、腸がけいれん状態になってしまうために起こる便秘です。そのような状態では
●本来吸収されるはずの水分まで一緒に排泄してしまうため下痢に
●そして便の流れがスムーズに行われなくなり、便がたまりやすくなる
けいれん性便秘の症状は過敏性腸症候群 と似たものですが、痙攣性便秘が悪化すると、過敏性腸症候群まで発症してしまうという事例もあります。
便秘と下痢を繰り返す症状はとても危険なので、放置は絶対にだめです。
自律神経の乱れによって腸のぜん動運動が過剰に起こるのが痙攣性便秘ですが、交感神経と副交感神経が交互に切り替わるシステムによって保たれている「神経バランス」が乱れることで便秘を引き起こしてしまいます。
精神的なストレス以外にも、生活 習慣の乱れや睡眠不足など、自律神経に影響を与える原因は数多くあります。また、ホルモンバランスの崩れも自律神経に影響を与えます。このようなことから も痙攣性便秘の治療で有効なのが生活習慣の改善です。生活リズムを整え、睡眠時間を十分にとるように心がけることも痙攣性便秘の解消にはとても大切です。
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