運動をして便秘対策のススメ!


便秘にはエクササイズが効果的だという説は広く認識されていますが、便秘解消のために運動を取り入れるには排便の仕組みや便秘になる原因から知ることが大切です。便秘とは一定の期間以上便通がない状態を指しますが、便の量が少ない場合や残便感がある状態も症状の一つとなります。胃や腸にはストレスによって動きが鈍るという性質がありますが、ストレスが自律神経を乱してしまうことが原因となっています。胃や腸は自律神経により制御されていて、副交感神経が高まると活発に動くようになります。運動によって便秘を解消するには副交感神経の働きを高めることが大切ですから、便を押し出す腹筋の筋力を高めるだけが良い方法ではないのです。運動には筋力トレーニングなどの無酸素運動と、ジョギングやエアロビクスなどの有酸素運動がありますが、有酸素運動は副交感神経の働きを高める効果がありますので、便通を改善することが可能なのです。大腸は蠕動運動によって便を押し出していきますが、腹筋が弱いと腹圧が弱くなるため蠕動運動がスムーズに行われなくなるのです。ですから腹圧を高めるために腹筋を鍛えて腹圧を高める必要があるのです。運動が便秘に効果があるとはいっても、それだけでは十分な効果が期待できませんので食生活や生活環境を整えることも大切です。食事は3食しっかりと摂ることが基本ですが、規則正しい時間にバランスのとれた食生活も重要なポイントになります。食物繊維を多く含む食事を意識することも大切ですし、食物繊維の効果を高めるためには水分を多く摂ることも大切です。一つの行動だけでは効率よく便秘を解消することはできませんので、食生活やストレスのない生活環境を整えることも大切なのです。