妊娠すると、妊娠前に比べて驚くほど体質が変わります。
便秘とは無縁だったのに、妊娠したら急に便秘になったという方も多いようです。
便秘とセットで腹痛に苦しみ、痔になってしまうパターンも非常に多く見受けられます。
では、どのように対処すればよいのでしょうか。
産婦人科で便秘薬をもらう以外にも、
自分でできる対策はあります。
まず一般的なのが、水分を多めにとること。
妊娠中は、飲んだ水分がお腹の赤ちゃんに行きやすくなり、便の水分が失われ便秘になりやすくなります。
冷たいものは内臓に負担をかけますので、常温のものを飲むようにしましょう。
また、カフェインは妊婦が大量に摂取すると胎児に良くないとされていますし、糖分の摂りすぎは妊娠中毒症の原因にもなりますので、できればノンカフェインのお茶や白湯がおすすめです。
つわりがつらくないようであれば食生活の改善も効果的です。
食物繊維を意識して、白米を玄米にしてみたり、野菜中心の食事にするとよいでしょう。
また、納豆を毎日摂るのも良いです。
さらに間食は果物にするようにすれば完璧です。
このように、体内に摂取するものを意識するだけでもだいぶ違いますが、安定期に入ったら運動をして腸を動かすのも大切です。
マタニティヨガやスイミング、ウォーキングなどをすると基礎体力がつき、便秘だけでなく安産にも効果的と言われています。
晴れた日の検診はバス停ひとつ分多く歩いてみるのも良いですね。
また、外出しない日も拭き掃除や掃き掃除などの家事をするだけでも適度な運動になります。
いずれにせよ気を付けることは、体調が悪い時は無理しないことです。
便秘は辛いですが、ちょっとした工夫で予防できることもあります。
あまり気にしすぎるとそれがストレスになり逆効果の場合もあるので、気にしすぎず、困ったら先輩妊婦さんなどに相談するのも良いでしょう。
無理せず、楽しくマタニティライフを過ごしましょう。